
っています。私の知る限り、25年以上前に把駐力の良いアンカーは存在しておりました。現在の欠陥品とも思われるストックレスアンカーを廃止しより安全な錨をJIS型として早く普及させるよう御願いします
12. NKの過去3年間の実績では、L≧90mの船で約半数がHHPアンカーを使用している/HHPアンカーの使用割合は、今後益々大きくなると考えられるのでJIS化するには今が良いタイミングである
13. 第1術科学校運用科は錨の調査、研究を専門とする学校ではありません。学生に対して錨、錨鎖等の一般的な知識、技能を教育するもので、関連する資料につきましては中村技研の中村氏から送付、指導を得ております。中村氏のDA−1型に至る結論については同意するものでありますが、あくまで個人的所見であります。なお、技術的分野にっきましては技術研究本部となります
14. 外航船(中大型船)はAC−14タイプの搭載が一般的に採用されている現在、標準化を図る時期と思われます
15. 一つの形状の錨を新たに標準化すると、極端に言えば今後10年間以上その他の形状の錨はほとんど考慮されないという事態になり、錨の進歩という意味で考えればマイナスかもしれなし、
16. 早急な標準化をお願い致します
17. JIS型、AC−14型それぞれに長所短所があるが過去にAC−14型のデメリットとされていた投錨時の損傷問題も現在では殆ど見られなくなった。まだ格納性の問題等は残っているが、AC−14型を装備する船が増加している現状を踏まえ、標準化を検討すべきであろう
18. アンカー開発メーカーとして、一世紀前に作られたホールス錨を国が規格化した事による最大の弊害は、これを国が一般に対し、恰も権威を持って選択した最良最高(実は最悪最低)の錨として誤認せしめた事にある。そして、一旦定めるとこれに拘束され、悪しき物が権威として定着し、良品を駆逐し、開発の芽を潰すことである。これに輪をかけて我が国の国民は従順で権威に服し、公は寄らしむべし、知らしむるなかれで真実を公表せず、該規格が45年以上も続いた事は驚くべき一大愚挙で恥ずべきであり、S29年の洞爺丸事故の直後に知られた事柄からも規格は改めるべきであったと反省している。しかし権威(?)とされた規格は命運尽き散々である。海はこうした人間達を無視し、たゆとうている。アンカーは恐れる海を相手として船を守る使命があり、大いなる海(神と同意義)に対時する故に、錨は聖別され古来より船の守護神とされて来た。我等は自らこれを作る者(匠)である
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