
1. まえがき
JISF3301(アンカー)の規格は、昭和26年10月29日に制定され、途中6回の改正を経て現在に至っている。約45年間、基本的な形状の改正はなかったが、近年外航船を中心に高把駐力アンカーの使用割合が増え、従来のJIS形アンカーとの使用割合が逆転する現象も見受けられる。
外ぎ装専門分科会では、昭和60年2月に「高把駐力アンカーについての調査報告書」を作成したが、「調査使用実績などを十分積み重ね、土壌整備が出来た時点で標準化を図ることが適当と思われます。」との結論に達し、標準化作業は見送られた経緯がある。
それ以来10年が経ち、本協会標準委員会外ぎ装専門分科会において、平成8年度事業の一環として、改めて標記に関する基礎調査を実施することになった。
《専門分科会の構成及び主要テーマの担当所(○印)》
専門分科会長 鈴木博己 三菱重工業(株)
委員 安孫子玲一郎 日立造船(株)
委員 太田美樹 川崎重工業(株)
委員 岩佐成明 住友重機械工業(株)
委員 松浦昭二 幸陽船渠(株)
委員 叶新治 三井造船(株)
○委員 島居貞博 尾道錨製造(株)
委員 下川晃正 日本機械製鎖(株)
委員 山本繁樹 濱中製鎖工業(株)
委員 山科弘勝 辻産業(株)
委員 馬場寿次 三菱重工業(株)
委員 秦謙太郎 川崎重工業(株)
委員 安藤次郎 石川島播磨重工業(株)
委員 溝口徹也 清元鉄工(株)
委員 沖本幹雄 (財)日本海事協会
委員 樽正雄 石川島播磨重工業(株)
委員 小宮守 (株)サノヤス・ヒシノ明昌
委員 村田富夫 NKK
委員 河野健二 常石造船(株)
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