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アジア太平洋海上保安主管庁フォーラムの設置について

 

総務部国際課
国際係長 小池貞利

 

はじめに
本年4月30日から5月1日までの間、豪州ゴールドコーストにて10カ国(豪、日本(海上保安庁加藤次長、大庭国際課長、小池国際課国際係長、田中在シドニーJETRO舶用機械部長、田端在豪日本大使館一等書記官)、シンガポール、インドネシア、NZ、韓国、加、タイ、米国、中国)及び1地域(香港)の参加の下、第1回アジア大平洋海上保安主管庁フォーラムが開催されたのでその概要を紹介する。
目的
本フォーラムは、平成7年1月に豪州海上安全庁(Australian Maritime Safety Authority(AMSA))マグラー長官を当庁の泰野前長官が訪問したときに豪側より、設立が提案され、日本の積極的な協力の下で開催が実現したものであるが、主たる目的は、本フォーラムを通じてアジア太平洋地域の各主管庁の結束を強化し、現在往々にして欧州諸国に主導権を握られがちな国際海事機関(IMO)等の各種の機関の国際会議において、アジア太平洋地域の意見がより反映されるための土台を作ることにある。
現在、欧州諸国は、国際会議において何らかの提案等をする場合には、EU等において必ず事前調整してくるので意見が通りやすいが、アジア太平洋地域は、そのような結束がなく、意見が通りにくい。豪州海上安全庁の提案は、このような状況を少しでも改善しようというものである。
会議結果の概要
議題1−他の地域フォーラムとの関係及び本フォーラムの運営方法・資金負担等について

 

 

 

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