○オランダ運輸公共事業水管理省船舶交通局
Directorate Shipping Traffic Bordewijkstraat4,2288 EB Rijswijk Tel+31−703955660 Mr.C.dejong(Senior Policy Advisor) Mr.Robert A,W.Pollen(Senior Policy Advisor) Mr.Hansrander Graaf LL.M.(Policy Advisor) Mr.W.C.Risseeuw(BuoytenderRotterdam) 1.オランダと北海 (1) 北海の重要性北海は英国、ノルウェー及び欧州犬陸に囲まれ、ドーバ海峡からシェトランドまで広がっており、総面積約57万平方キロで大西洋にそった比較的浅い沿海である。水深は平均して約100米であるが、地域差がある。南部Dogge.Bank以南では平均40米に過ぎないが北部では100ないし200米、場所によってはノルウェー海溝のように700米に達するところもある。 北海は東でバルト海に、北で大西洋と、そして南ではイギリス海峡を経てつながっている。 北海の海水はドーバー海峡と北部とを通じて1年ないし2年ごとに完全に入れかわっており、南部の入れ替り方が北部よりやや早いといわれている。 海流はベルギーとオランダの海岸にそって全体として北へ向うように流れる。北海の北部では風によって波の高さが30米に達することがある。オランダは北海南岸に位置しており、この北海で行われるさまざまな活動がオランダにとって重要であり、国の繁栄と安寧に貢献している。 ○海運 北海は、ロッテルダム、アムステルダム、アントワープ、ロンドン、ブレーメン、ハンブルグ、及びバルト海諸港への通路で、多種多様な原料や製品を積んだ船舶が北海を経て、北欧及び西欧の主要工業地帯間を行き来している。特に重要なのは原油と鉱石の供給であるが、貨物コンテナ船による一般貨物の輸送も非常に多い。オランダの港は商品の輸出入では、ヨーロッパの中で主要な地位を占めておりユーロチャネルが喫水22.5mの船舶が通れるように深くなって以来、ロッテルダムは世界でトップクラスの港としての地位を強化してきた。毎年4億トンを超える貨物が約47,500隻の航洋船でオランダの港を出入りする。北海全体では(漁船等を除いて)毎年約42万隻が往来し、その大部分がオランダの沿岸を通航する。 多くの船舶がドーバー海峡からドイツ湾に到る主航路を通るが、このような主航路は海
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