日本財団 図書館


 

タイ国における要救助海難事例(仮訳) 参考資料2−5

 

(1994年)
94.2.12 貨物モーターボート(ビルマ籍船)がラノーング県ラノーング市バーングリン地区のプラータイチャルーン橋付近に於いて転覆し沈没した。死亡者は33名。生存者については、ラノーング出入国管理局がビルマのソーング島へ今後送還する予定。
94.10.12 燃料用石油の貨物船(船名:スミ、パナマ籍船)が引き網漁船(船名:スンタリーポン 登録番号TG.00571)とタラング県プラリアン郡プーロン島の付近で衝突した。死亡者は1名で、同人はタラング県プラリアン郡地方警察署の捜査員の下へ送られた。
94.11.27 漁船(船名:ウィラッワッタナー)はタルムプック半島から北へ12マイル離れた地点で大波に遇い遭難した。死亡者3名。
94.12.16 客船がバンコク市スクムウィット11通りのセーンセープ運河の辺りの鉄製の浮き桟橋と衝突事故を起こした。死亡者1名。潜水夫は水中で遺体捜索をしたり、救助活動をしたりした。
94.12.28 高速客船(船名:スィーフェーンダイヴァー)は外国人の観光客12名を乗せてグラビー県グラビー市フラノーング湾を出航した。目的はハンガー県ヤーウ島郡ヤーウヤイ島付近へいってダイビングの練習をするためである。風が強く波が高く、海水が船の中に入り、船が沈没した。ピピドーン隊は533号船を出して、外国人観光客を救助してグラビー県グラビー市の関税局の船着場まで輸送した。
(1995年)
95.3.21 ナフサムット株式会社の大型モーター付き筏が自動車を積んで、1900に味の素港を出航して、サムットプラカーン県プラパデーング郡にあるワットバーンレーム港へ向かった。しかし当筏は積んであった自動車10台と共に沈没した。PH.3KK.1RN.は、No.526,RN.56,RN.60等の救助船を出した。
95.4.7 漁船(船名:クリサナチャイチャイナウィー13)がリン島とクラーム島の間で沈没した。PH.2KK.2RN.は、RN.66救助船を出して、9名の乗組員を救助し、岸へ上陸させた。重傷者はいなかった。
95.4.10 漁船(船名:T.ゲンレック)がチョンプリ県サタヒィープ郡のラーングクウィヤン島の付近で魚をとっている最中に沈没した。沈没の原因は船体に亀裂が出来たためである。PH.2KK.2RN.は、No.534,RN.6660の救助船を出し、遭難船を曳航して、チョンプリ県バーングラムング郡ナーグア村の海岸に上陸させた。乗組員は全員無事であった。
95.4.24 外国の貨物船(パナマ籍、船名:タウワー)が漁船(船名:プライチュムポン)とサムットプラガーン県サムットプラガーン市バーングプー地区の航路標識ブイ番号6の付近で衝突した。死亡者7名、生存者9名であった。
95.6.14 バンコク市バンコクノーイ区プラーンノック港地区のプラーンノック港浮き桟橋が沈没した。死亡者は29名で、内、男性4名、女性18名、子供7名で、負傷者は45名であった。
95.6.26 1430、サムットサーコーン市のチーン港に停泊していた漁船(船名:L.プームポンサップ5)及び船(船名:B.シンティワー)が、火事となった。被害額約200万バーツ。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION