1. インド水路局の起源は17世紀、英国海軍の時代にまでさかのぼる。当時、この組織は紅海からペルシャ湾、アラビア海、インド亜大陸、さらにシナ海にまで及ぶ各種のプログラムの計画を行う、東インド会社という会社であった。東インド会社が解散となった後、「インド海洋測量局」が1874年にカルカッタにおいて設立されることとなった。そしてインドが独立すると、このインド海洋測量局は「インド海洋測量」として知られるようになった。インド海洋測量の本部事務所は1954年にDehra Dunへと移され、名称も「海軍水路事務所」(Naval Hydrographic Office)と改定された。1964年には、「水路局長」が「インド政府水路局長」(Chief Hydrographer to the Government)として再指名された。