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アンダマン・ニコバル地区の警備取締(仮訳) 参考資料1−5

 

コーストガードの船艇は、A&N諸島のEEZ内で継続して変らぬ徹夜の警戒をつづけている。
巡視船Ganga DeviがMadrasで修理を受けている問、巡視船VikramとVaradが十分な監視能力を保つため交代で派遣された。
これら大型巡視船の派遣は、非常に歓迎されるのみならず、船艇士官と地区司令部の士官が相互に交流し専門知識を磨く機会を与えた。
Madrasの航空基地からのDomier飛行機は、Port Blairの分遣隊としての運用をつづけている。
この配置期間中、不法者の侵入防止のため多くの海空の調整による捜索が実施された。
巡視船Priyadarshiniは、1995年12月17日、インドネシアのトロール漁船3隻をIndira Pointの北西約20マイルでだ捕した。この3隻の漁船は、長さ15メートルで8人が乗船していた。漁船と乗組員は、Campbell湾に移動させられ、警察に引渡された。
この取締は巡視船Vikramに引継がれ、トロール漁船をPort Blairに護送することとしたが天候状態が悪化したため中止された。
コーストガード長官からアンダマン・ニコバル地区行政府長官に与えられた保障の結果、1996年2月9日、Port Blairにおいて会合が開かれ、特にAndaman島の西岸の内陸の入江や水域への侵入者に対する作業を開始することを支持した。しかしながら、この地域はコーストガードの管轄権に属しておらず、密漁者を捕える作業はアンダマン・ニコバル警察の支援を受け特別な手段で実施された。
巡視船Varad、Varuna、Akka Devi及びGanga Deviは2ヵ月間に合計10隻の船をだ捕した。巡視船Varad及びVarunaのヘリコプターは70時間以上の飛行運用を行った。コーストガード745飛行隊(Port Blair)のDomier飛行機CG760は同じ期間112時間以上の救難飛行を遂行した。

 

 

 

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