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コーストガードの救難等の事例(仮釈) 参考資料1−3

 

1. 1995年9月24日正午頃、商船Pearl(13,000トン)がN22°−43.6 E68°−25.8にて荒天(風速35ノット以上海上模様5)にて右舷側に40度傾斜し転覆の危険に陥った。救助に向かった巡視船Vajraはヘリコプターを発進させフィリピン人乗組員27人全員を吊上げ救助した。さらに同船に降下させた救助員が、コンテナーを倒すことにより同船の傾斜を復旧することに成功した。
2. 1995年10月3日、巡視船Vijayaはインド漁船Ratnasagar(乗組員6人)を救助した。同船は機関故障により42日間座礁していた。
3. 1995年10月19日、巡視船Vijayaはインド商船Shivsagar(乗組員14入)を救助しVeravalへ曳航した。
4. 1995年10月27日、巡視船Ahalyab日よインド商船Faize Makdumi(乗組員17人)が3日間漂流中を救助し、Mumbaiに曳航した。
5. 1995年11月9日、巡視船Raziya SultanaはRaradeep港沖で座礁した。4ヵ月間の大変な努力ののち、引上げられ浮上した。同船は復旧修理のためCulcuttaのコーストガードフリートヘ曳航された。
6. 1995年11月20日、巡視船VigrahaはKutch沿岸をパトロール中Jakhau灯台の西75マイル、インド、パキスタン国境線から20マイルパキスタン側にてパキスタン巡視船1隻から攻撃を受けた。パキスタン巡視船はインド側海上でインド漁船8隻をだ捕し、Karachiへ護送しているように見受けられた。
巡視船Vigrahaの攻撃により8隻の漁船は解放され、インド海域に帰還することが出来た。
7. 1995年11月23日、Madrasを出港した商船AIOD−Iは、負傷者の医療援助を受けるため、9人乗り救命艇をMadras向け発進させた。
同艦からエンジン故障のため漂流中の連絡が入ったため、コーストガード迎撃艇C−O2が海上模様の悪い中出動し、乗組員9人を救助しMadrasに曳航した。
8. 1995年11月28日、巡視船Habbah Khatunは機関故障のためTondi沖で漂流中であった漁船PFK194を救助した。
同船は3人乗組で11月25日から行方不明となっていたもので、捜索中であった他の漁船3隻に引渡された。乗組員には食料と水が与えられた。
9. 1995年12月23日、貨物船Dhow Jala Usha(11人乗組)がNew MangaloreからAgatti向け航行中に遭難し、コーストガードの飛行機Dornierに発見された。巡視船Ahalyabaiが救助にあたり、乗組員の安全を保ちつつNew Mangaloreに曳航した。

 

 

 

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