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インドコーストガード捜索救難組織概要(仮訳) 参考資料1−2

 

1.海上における捜索救難は、インドコーストガードの業務の1つである。
コーストガードACT(1978年)によると、コーストガードには次のことが期待されている。
(1)海上における人命財産の安全
(2)海上における漁業者の保護と遭難時の保護
2. インドコーストガードは、設立後19年である。
捜索救難は1978年の発足以来主要な任務の1つである。コーストガードは398件の捜索救難事件を処理し、667人を救助している。
405MHzの活用の理由で、多くの海難情報はINMCC,Bangalore経由コーストガード司令部及びMumbai,Chennai及びPort Blairの地方管区司令部で受信している。これらの情報すべてについてコーストガードの船艇、航空機により調査される。
3. 国家海上捜索救難局(National Maritime SAR Board)はただちに活動を開始し、国家SAR事件計画(National SAR Contingency Plan)がインドコーストガード関係当局の全面的な指導のもとに発令される。同時にコーストガードはインド海軍の協力を受け捜索救難をつづける。
4. 捜索救難作業を実施するためコーストガードは、3つの地方救難調整センター(RCC)を設置している。これらはMumbai,Chennai及びPort Blairの地方管区司令官のもとにある。RCC Mumbaiの救難調整サブセンター(RCSC)はPorbander,Mumbai,Goa,New Mangalore及びKochiにある。RCC ChemaiのRCSCはHaldia,Paradip,Vizag及びChennaiにある。A&N地区のRCC Port BlairのRCSCはCampell Bay及びDiglipurにある。
5. RCCは宇宙局(Department of Space)所属のBangalore及びLucknowに設置されているインマルサット海岸地球局(CES)及び地上受信局(LUT/並びにMumbai Bombay)・Chennaiの海岸無線局と直接通信を行っている。各々のRCCは、隣接国(パキスタン、バングラディシュ、インドネシア)のRCCと接触を保つ責任を負っている。
6. インドコーストガードは、日本の海上保安庁及び国際開発センター(International Development Center of Japan)の調査団がインドを訪問した際相互に影響し合った。

 

 

 

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