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生活雑排水は水汚染の主因

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公害が世論をにぎやかし始めた1960〜70年代、日本の河川や湖沼の水汚染の主因は工場からの産業排水だった。
1970(昭和45)年に水質汚濁防止法が成立し産業排水の基準値は法的に厳しく規制されるようになっていったが、家庭から出る生活雑排水は法的な規制がなく、そのまま下水や河川に流れ込み、今では河川や湖沼の汚染原因の第1位になっている。
日本では、下水道の普及率が約40%と低く、また、し尿しか処理しない単独浄化槽がほとんどのため、トイレ以外からの生活排水が処理されず流される。生活が豊かになったこと、「朝シャン」など清潔病といわれるほどの衛生観の普及により水の需要が増加していることも汚染に拍車をかけている。家庭雑排水の対策か急がれている。

 

※「最新エコロジーがわかる地球環境用語辞典(発行:?学習研究社会)」より抜粋

 

 

 

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