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(4)海上防犯活動状況
平成7年4月から平成8年3月までにおける防犯活動実績は、次のとおりである。
注:()内は前年度実績
イ. 指導員による活動状況
防犯パトロール・巡回連絡・訪船指導・啓蒙活動等の総報告件数2,479件(2,762件)、うち所轄海上保安部署への通報件数は125件(148件)で、この中には検挙に結びついたものが14件(13件)含まれている。
ロ. 防犯連絡員による活動(海上保安庁の集計による。)
7年度末の防犯連絡員の指名数は722名で、これから海上保安部署へ密漁、窃盗、漂流物、海難事故、不審船、外国漁船侵犯操業等に関する情報が通報された件数は805件(704件)で、この中には検挙に結びついた件数が134件(173件)含まれている。
ハ.連絡所の活用状況(海上保安庁の集計による。)
連絡所1,101か所(1,029か所)の設置にともない、これらから海上保安部署へ密漁・窃盗・漂流物・海難・不審船等に関する情報が通報された件数は878件(805件)で、この中には検挙に結びついたもの153件(166件)が含まれている。
以上に関する指導員の所属支部別・管区別の詳細は、添付資料8のとおりである。
(5)成果
本事業は8年を経過し、海上防犯活動の基礎となる体制の整備と併せ各種の海上防犯活動を実施したが、前年度実績を上回る活動ができたことは、海上保安部署の指導と海事関係者の協力に負うところが大きいものと言える。
また、海上防犯連絡協議会、海上防犯地方連絡会議及び講習会並びに各種の啓蒙活動を実施し、一般市民はもとより海事関係者に周知したことは、防犯意識の高揚に十分な成果があったものと思われる。

3. 海上防犯に関する各種の啓蒙活動

管下各地方本部及び各支部において、所轄海上保安部署の協力を得て次のような啓蒙活動を実施した。
(1)海上防犯講習会の開催
海上防犯地方連絡会議の主催により、カーフェリー、海運会社、マリーナー、漁協等を対象とした講習会を開催した。
また、講習会の主要項目は次のとおり。
イ. 海上犯罪の現況について
ロ. 海上防犯活動について

 

 

 

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