日本財団図書館（電子図書館）　平成７年度海上防犯活動事業報告書

まえがき

我が国の周辺海域における海上犯罪の現状及び国際的にも重大な社会問題となっている拳銃を使用した凶悪犯罪の多発や麻薬・覚せい剤による薬禍、密入国の増加等による社会不安が増大し、これらの海上犯罪が国民の生活に深刻な影響を与えることとなっている。

このような海上犯罪を未然に防止するとともに、万一犯罪が発生した場合は、迅速に海上保安部署へ通報し、適切に対応できるような体制の確立を図り、安全で快適な環境づくりを目指して、海上保安庁の指導の下に、昭和63年度から本事業が開始された。

本事業は、モーターボート競走公益資金による日本財団の補助事業として実施したもので、本報告書は、平成7年度における事業実績を取りまとめたものである。