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(2)里子をうけて
長谷川秀次
自分の子供の外に、子供を育てるチャンスがあるということは、人生のおまけで、すばらしい事だと思います。そして、人の子供を育てて、初めて子供を育てるむずかしさを感じました。自分の兄弟姉妹、そして子供にない、しぐさや、行動を見ると血の違いを感じます。ことば使いや、しつけに関しては、育ての親や、その家族に似てくると思い、にやりとしたり、これはいけないと反省させられたりです。
夫婦、共働きという事で、祖母(妻の母)の協力と理解に助けられて、今日まで来ました。やせっぽちの喘息っ子だったので、近くに嫁いでいる姉(妻の姉)に協力してもらい、病院通いをしながら大きくなりました。
幼稚園までは、プールにもあまり入れず、行事の不参加、欠席も多かったのですが、小学校へ入学してから、うその様に元気になりました。健康が一番という気持で育てたので、今では宿題もせず、暗くなるまで遊んで、まっ黒に日焼けしています。ひ弱

 

 

 

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