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四 一日里親
「一日里親」の事業は、里親促進事業と併行するような形で、昭和47年10月の里親強調月間の行事として、中央児童相談所の呼びかけで始められました。
一日里親の里親には、登録里親はもとより里親制度に関心のある一般篤志家並びに児童委員等を対象に公募を行い、これに応じた人達が当たるようになりました。対象児童は、中央児童相談所管内にある養護施設の入所児童でありました。
一日里親事業も、その後多少の変遷がありまして、福祉事務所から呼びかけた時期もありました。また、実施の時期を里親強調月間の10月のみに限らず、8月中旬(お盆)と12月下旬から一月初旬(お正月)に、養護施設入所児童の中で、この期間に出身家庭に一時帰省ができない児童を一日里親に委託をするなどして、現在に至っております。この一日里親の場合、送迎に要する経費や、一日里子の生活諸費はすべて一日里親が負担することになっております。
五 特別養子縁組について
東部里親会の登録里親と委託里子の状況は、先の表のように昭和40年代以降大体積

 

 

 

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