親にも施設の児童とのふれあいは意義のあることであったと思われます。このような行事はできる限り継続して、未委託里親と児童とのふれあう機会をなるべく多く作っていきたいものと思います。
しかし一方では養護施設側にもそれなりの事情もあって、里子を受託したいという里親達の希望は一朝一夕に達せられるものではありません。また、昨今の少子化の影響を受けて、委託里子の数が減少している現状では、未委託里親への里子委託という要望に応えるためには、行事の内容とともに、今後とも里親会としてどのように対処すべきか更に検討を重ねる必要があろうかと考えております。
三 里親促進事業
全国里親会より通知のありました「里親促進事業実施要領」に基づいて、鳥取県里親会も昭和49年度から、里親促進事業を実施することになりました。
これを受けて、東部里親会におきましても5名の推進員を任命して、事業に取組むことになりました。まず最初は、児童相談所の指導をいただきながら、推進員の研修会を開いて事業の内容などの勉強を何回か重ねました。
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