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なお、今回は、平成6年1月に設置された主任児童委員へも案内をし、参加していただくことができ、里親制度について理解がいただけたことも大きな成果であったと思います。
五. 今後の課題等
別表のとおり、鳥取県の登録里親数の推移等を御覧いただくとわかると思いますが、登録里親数は大きな変動はありませんが、委託里親数及び委託児童数は減少してきており、委託率にあっては一割を切る状況となっています。これは、委託を希望する者は減ってはいませんが、委託を受ける児童が減ってきているためです。急速に進行している少子化、そして、養護施設の恒常的な暫定定員の設定、あるいは実親の同意の困難性などいろいろな理由が考えられますが、乳幼児期の児童にとって優れた制度であるといわれている里親への委託促進が図られるよう、児童相談所等関係機関にも要望していくとともに、里親促進事業の推進をより一層図っていきたいと考えております。

 

 

 

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