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2. 会員の手記

一. 里親になって
相馬愛育会会長 佐藤ノブ
里親制度があると云うことを知ったのは、私が高校三年の夏休みで、今でもはっきりと覚えているが、強烈でただ漠然と大人になったら、こう云うことを私もしたいと思いました。その時は、どんな手続きで、どこへ申し込むなど、資格、条件など、何も知らず、ただやってみたいと頭の中で考えていただけでした。
結婚する年令になって、おつき合いする相手(今は夫)にも、私は将来こう云うことをやりたいと話してました。この他にもう一つ点字を習って、点訳をしたいと云う考えもあり、その為の準備として、文学全集(日本、世界一を毎月配本されるのに申し込み、約6年かけて、110冊を揃えましたが、この方は時間的に点字を習得できず、本は前もって、本棚にひっそりと鎮座しており、出番はおそらく望み落しで宝のもちくされ感があります。

 

 

 

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