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I 福島県における里親会活動

1. 福島県里親会活動について

一. はじめに
福島県里親連合会会長 佐藤ノブ
県土の広い福島県は、三つの県が一つになったような感じのする風土、気候、方言の違う、中通り、浜通り、会津地方の三地区に大別され、それぞれの地区に児童相談所があり指導を受けております。又、里子育成の記録で「浜なぎ」と云う小冊子が、毎年発刊されております。この「浜なぎ」は、昭和30年に最初の里親6名が、養育の記録を発刊した折に、浜なぎという題の一文が寄せられました。相馬は海浜であり、荒れ狂った怒濤のような里子たちが、家庭の温い愛情によって、7年にして漸く浜風を迎えたと云う題名をそのままに、第一号の詩題としたまま、現在41号まで発刊された里子育成記録が、県内9つの里親会の大きな力となっており、長い歴史の「浜なぎ」が絶ゆることなく刊行され、若い会員の道標になるよう頑張って行きたいと念願しております。

 

 

 

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