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? 札幌市里親会の歩み
一 里親会結成の経緯
(一)草創期(昭和二四年〜三二年)里親制度発足当時のことについては、ごく限られた資料の中でしか分からない。また、当時を知る里親や関係者も故人となり聞きただすすべもないが分かる範囲で一応記載する。
里親会が団体として結成されたのは、大槻利夫氏(故人、二代目会長)の記述によれば同一人でありながら昭和二四年、二六年とくい違いが見られる。(ぽぷら第八号、十一号)余合利信氏(故人、初代道里連事務局長)によれば昭和二九年に全国里親連合会(以下全里連と表現)の発足によって、北海道各地区にも児相の開設と共に里親会が各地区で結成されたとして昭和三〇年十一月一九日に札幌市里親(職親)会が発足している。この里親会は札幌地区里親(職親)会―石狩・後志・胆振・日高四支庁、中央児相1―に属していた。昭和二四年以降の登録里親数を表1に示す。

 

 

 

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