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?札幌市における里親会活動

1. 札幌市里親会の活動報告にあたって

札幌市里親会会長 馬場芳彦
札幌市里親会は昭和二六年に発足し幾多の先輩の限りない努力により着々とその基礎を固めて参りましたが、昭和三三年に北海道里親連合会発足と共にその傘下に入り活動を続け、昭和四七年四月一日に札幌市が政令指定都市になったため札幌市里親会として独立し、里親制度の普及促進と会の充実発展のために活動を続けて今日に至っております。
この間我が国の経済は異常な発展をとげ恵まれた社会が築かれましたが反面において、家庭生活や親子関係に強い影響が現れ、特に核家族化の進行などに伴って養育についての親の自信喪失、養育忌避、捨子、虐待など児童を取巻く環境は大きく変わりつつあることは誠に残念なことであります。
現在札幌市における里親登録数は一ニ六組(平七・三・三一現在)で委託里子数六一名で委託率は三三%です。全国平均を上回っておりますが、人口一七七万都市の札

 

 

 

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