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達も数人できたようです。我が家に慣れる分だけ、叱ることも多くなりました。つい厳しく叱って、反省することしきりです。まさに“里親失格”と手を組んでの二人三脚ですが、M君ともども晴れてゴールのテープが切れるよう、気長に距離を詰めていきたいと思います。
二. T児!その口のきき方100年早い
市川支部 倉田法子
里親に認定され、神奈川で3年、千葉で2年、申し込みから数えて6〜7年が経過し、当時の燃える様な情熱も若々しい体力も無くなりかけていた頃、児相から「7才5才3才の兄弟を」というお話があった。7年も経つと状況も変化する。私は仕事を持ち、夫婦二人の気ままで静かな生活もいいかなと思っていたし、なによりも元気で働いていた私の母も70を過ぎ、老後の問題が目前に迫っていた。母は私にとって特別な人。父の死後7才5才1才の三姉妹を女手一つで育ててくれた。母の老後は姉妹の

 

 

 

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