この日私は主人と共に里親になって本当によかったと思いました。

この感動から三、四年が過ぎ夏休みに書いた作文では、学年代表として校長先生やみんなの前で発表し先生にほめられました。

学校より電話連絡が有り私も同席する事が出来、本当に感動しました。又元気いっぱい体を動かすことが好きで学校では野球部、週二回は夕食後近くの勤労者体育センターにて剣道を始めて二年目に成り、この冬も寒波の中素足で指先を赤くし稽古に頑張っております。寒い夜の送りむかえは私の方が休みたい位です。本人が好きで始めた稽古の為私達は只々見守るだけです。

学校でも友達が増え、今日も朝元気に「行ってきます」と、走って行く姿を見送り、成長して行く子供を見たら、又いつか文君に感動の握手が訪れ「お母さん、聞いてよ。」と目を輝かせ話し合えることを願っております。

四. 我家の大事な宝物

百石町 田中愛子

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