(2)代表例の具体的検討
ア物流関連施設
インターチェンジ周辺は交通の要衝となることから、物流拠点としての利用価値が高く、数多くの事例がみられる。
従来の物流拠点は、トラックターミナルや倉庫、配送センターなど、物流機能に純化したものが多かったが、最近では主に次のような整備事例、計画事例がみられる。
(ア)物流機能の高度化
物流の基本機能に加えて、流通加工施設やコンベンション展示施設、商業・業務施設、研修施設などを導入し、物流機能の高度化を図った事例。
(イ)複合機能の導入
物流関連施設とともに併設しているスポーツ・レクリエーション施設、レストラン、公園などのアメニティ機能は、これまで物流施設利用者を対象にしたものがほとんどであったが、最近ではこれらの施設を、周辺地域も視野に入れた交流拠点や、災害時の防災拠点として位置づけている事例。建設省では、流通業務団地において周辺環境との調和、地域住民の利用を目的とした整備事業方針が出されている。
イ交流関連施設など
交流関連施設は、インターチェンジと周辺地域を自動車交通の通過点という見方ではなく、人々が集まる交流の場として積極的に活用していこうというもので’ある。
インターチェンジ周辺では、パワーセンターがみられる。これは家電や日用雑貨、食品などの消費財を中心とした店舗を集積し、自動車交通の利便性を生かし、広域のエリアを対象としており、敷地内にはいずれの事例でも大容量の駐車場を備えている。
「道の駅」はインターチェンジ周辺の事例は少ないが、休憩施設のほかに、地域の情報を提供し、特産物の直売を行うなど、地域の振興に活用しているものがある。
オープンファクトリーは、工場本来の生産機能に加えて集客機能を持たせ、工場内に製造加工品の直売店やレストラン・庭園などを設けてい乱また、構想段階ではあるがハイウェイプラザは、一般道、高速道の双方か
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