(3)地区別人口・世帯数の状況
本町の総人口は減少しているが、この傾向は、各集落(合計14の区)ともに共通であり、昭和62年から平成8年の間の集落別の人口の動向をみると、全ての集落の人口が減少している。
特に20%以上の人口の減少傾向が顕著な地区は、鮒崎、白水、小原、上組、下組、矢弓、脇之浦、生野島、契島などで、平成8年現在100人以下の地区は、小原、上組・下組・脇之浦・生野島・契島で14地区の内、9地区を占める。集落規模が元々小さく滅少率の高い小原、下組などでは老年人口比率も著しく高く、集落としての維持も危ぶまれる恐れがある。生野島においても、人口規模が小さい中で、老年人口比率が非常に高い(70%を越える)ことからやはり同様の危倶がもたれる。
一方、人口減少の大きい契島は、企業の工場の島という特殊性から人口減少と高齢化は一致せず、他の地区と同様には扱うことはできない。