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第1章 西諸地域の地域特性と関連計画の動向

  1 位置的特性

 西諸地域の位置的特性は次のように概括される。

 

  ○ 宮崎県中西部に位置し、県の西の玄関口であるとともに、北は九州山地をもって熊本県、西は霧島連山をもって鹿児島県と接し、「霧島屋久国立公園」はじめ3つの自然公園を有する南九州の山岳・高原性の観光拠点である。

  ○天孫降臨の神話・伝説及びこれらにゆかりのある神社、夜神楽など貴重な民俗芸能が多く継承されている地域であり、宮崎県における古代ロマンの物語性を相成する地域である。

  ○小林市を中心都市とした農林業地帯であり、食糧供給基地、宮崎県畜産業の中心を担っている。

  ○域内に九州縦貫自助車道が整備されたことにより、九州各県都、空港、港との時間距離は大幅に短縮され、また、宮崎・都城方面と鹿児島方面との分岐点にあたる(えびのJCTを有する)ことから交通要衝、物流基地としての性格が高まっている。

  ○西諸地域から九州各県都及び空港・港湾までの所要時間は図表1の通りである。

 

 

 

 

 

 

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