イ　東部地域(兵庫・巨勢・蓮池地区)

　　【地域の機能整備方向を定める背景】

・地域の大半を占める農村地帯については、本市農業の中核をなす地域として農業の振興と農村環境の向上のための生活関連基盤整備を進める。
・区画整理事業が行われた兵庫地区では、良好な住環境の中で世代を超えた交流を推進し、魅力的な地域社会を形成するため、「生涯学習のむら」づくり活動が行われている。こうした市民活動をより活性化し、他地域の先導的モデルとなる地域社会の形成を図る。
・佐賀市の中でも長崎街道と同様に優れた伝統文化環境を色濃く残す蓮池地区の特性を活かした街並み整備と併せて地域住民の自主的な文化活動を通して、蓮池地区の課題である地域の活性化と諸富町や千代田町との公共施設の広域連携により、図書館などの公共施設の整備を進め、地区住民の利便性の向上に努めることを目的として、都市機能整備の方向を下記のように設定する。

　

　

　　　(ア)生涯学習むら整備による魅力的な生活が営める街の形成

・「生涯学習のむら」づくりをテーマに、世代を超えた交流を推進し、魅力的な地域社会の形成を図るとともに、良好な居住環境の保全に努め、魅力的なモデル住宅地区を形成する。

　　　(イ)歴史的資源と住民の主体的な文化活動による交流のある街の形成

・地域住民との共同事業による歴史的街並み整備を進め、佐賀市の歴史拠点の一つとして市内の歴史資源のネットワーク化を図る。
・また、地域住民による音楽祭などの文化活動を支援し、歴史的町並みの整備と合わせて地域の活性化を図る。

　　　(ウ)広域連携による施設整備による利便性の高い街の形成

・諸富町や千代田町との既存公共施設の相互利用を促進するとともに、広域連携を念頭においた図書館などの公共施設整備を進め、地区住民の利便性の向上に努める。

　

　

　

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