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   ア 中心地域(勃興・循誘・赤松・日新・神野地区)

   【地域の機能整備方向を定める背景】

・JR佐賀駅周辺から県庁に至る神野及び勧興地区は、都市圏の広域商業・娯楽・業務機能を担う地区として位置づけされるが、近年、都市圏の中心商業地域としての相対的な地位が低下しつつある。
・商業・娯楽機能の強化を図り、魅力ある広域商業地としての形成が期待されている。
・中心地域は、佐賀空港の開設による交通結接機能が増し、都市圏及び佐賀県のシティ・ゲートとしての役割が期待される。また、広域交通網の充実に伴って観光客の入り込み増加も期待される。本都市圏は、全国的な観光資源や魅力的な観光資源を抱えるものの、有田や唐津程には全国に観光情報が伝わってはいない。
・本都市圏の観光機能を強化するためには、中心地域における都市圏の観光資源のネットワーク機能、観光インフォメーション機能などの強化に加え、中心地域での観光交流の場の強化が必要である。
・中心地域での観光機能の強化に貢献するとともに、市民が誇りと愛着をもてる、潤いと個性的な街並み形成のためには、豊富に残す歴史的資源の保全活用を進める必要がある。また、当地域での歴史的資源を活かした街並み形成や地域の活性化を、市内各所での先進事例として、街並み保全・活用事業を推進する必要がある。
以上のことから、中心地域の都市機能整備の方向を下記のように設定した。

 

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   (ア)高次商業・娯楽・サービス機能の強化による都市圏の中心地区の形成

・市街地中心地区での商業機能の強化と魅力的な中心市街地を形成するため、大型店の誘導を進めるとともに、本市での集積が低い各種教育機能、宿泊機能などの導入を図りながら再開発事業を推進する。
・市街地中心地区周辺の循誘地区などの商店街では、専門店などの個店や飲食機能の誘導による個性的な商店街の形成を図る。
・一方、都市圏の物産を紹介する展示機能や情報交流機能、コンベンション機能の整備を進め、人・物・情報の交流の活性化を図る。

 

 

 

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