市民の文化活動は、各地区に整備されている公民館や文化会館などで行われている。しかし、各地区の公民館は、公民館主事による運営が中心となっているため、市民の自主的な文化活動に対応する貸し館機能が制限されている。
一方、文化会館は、全市民や都市圏住民を対象としたレベルの高い催しが行われ、市民の自主的な文化活動の場としての利用が困難である。
市民の自主的な文化活動を活性化するため、自主的で容易に市民利用できる公民館と文化会館の中間機能を有する生活心(日常的な市民文化活動拠点)の配置・整傭を提言する。
市民の地区を越えた文化活動に対応するため、公民館をいくつかに束ねた利用圏を検討するとともに、各生活心での個性的な文化活動を展開するため、特色ある各生活心の育成と連携が求められる。