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(7)日本ロマンチック街道の取り込み

 将来を見据えた街道づくりであり、宇都宮が起点である。

 

ア 概要

 長野県小諸市より軽井沢町を過ぎ、群馬県草津町・沼田市を経て・栃木県日光市までの全長約230kmの街道を日本ロマンチック街道と称する。現在この本街道に加えて、ガッセ=小経として上田市より宇都宮までの自治体が加入し、総延長約350kmとなっている。この街道を日本ロマンチック街道と呼ぶ理由はドイツロマンチック街道に範をとった。ドイツ・バイエルン地方のヴユルツブルクから、オーストリア国境のフュッセンに至る全長362kmの街道をドイツロマンチック街道と呼んでいる。ドイツロマンチック街道にはドイツローマン派の詩人たちが住み、あるいはこの街道筋を訪れて作品を残しているが、日本ロマンチック街道も日本ロマンの歌人詩人たちが住み、または訪れていて多くの作品を残している。

 

 グローカリゼーション:(グローバルに考えてローカルに行動する)新しい時代に対応して両街道は人的交流、文化的交流を推進し、百年後千年後に評価を受ける街道づくりを推進している。

 

 1994年11月8日、日本ロマンチック街道友の会とカナダメープル街道協会が、双方の共通の目標を実現するため友好親善協定を締結した。1995年、21世紀に向けての新しい飛躍の事業として日本とドイツとカナダの3大街道が手を結びワールド・ステッカー・ラリーが開催された。

 

 

 

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