第2章 IC周辺地域の実態調査
IC周辺において流通関連施設などの機能立地を図るには、土地の受け入れ条件や周辺地域の
基盤施設が整っていなければならない。このため、地形などの自然条件、土地価格、土地利用上の
法的規制、道路や河川などの基盤施設の状況を以下に整理する。
1.土地利用現況
各IC周辺における土地利用の現況は、以下に示すとおりである。
(1)地形及び自然条件
須美IC周辺には農地や集落の平地がみられ、その背後は西に平地が広がっているほかは
傾斜地になっている。このため、開発を行うには、傾斜地を造成することが必要になると考えられる。
また、桐山IC周辺の名豊道路以北は、ほとんどが傾斜地になっているが、名豊道路以南のIC東側
にはまとまった平地が広がっており、この平地の背後は傾斜のある山林になっている。このため、
このまとまった平地を開発の対象とするか、あるいは傾斜地を造成することが必要になると考えられる。
さらに、芦谷IC周辺のうち、東側は傾斜のある山林になっており、南側はわずかに農地があるが、
その背後は傾斜のある山林になっている。そして、北から西にかけては平地になっている。このため、
芦谷ICにっいても、開発を行う場合にはこの平地を開発の対象とするか、あるいは傾斜地を造成する
ことが必要になると考えられる。
(2)土地利用の現況
須美IC周辺及び桐山IC周辺は旧国道23号に沿って農地が広がっているが、その付近には
集落があり、開発を行う場合にはこの集落への配慮が必要になる。そして、農地の背後には
森林が広がっているため、ここを開発する場
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