5.流通業務需要検討調査
物流に対するニーズの高度化、多様化に伴い、宅配便をはじめ、様々な輸送サービスが創出
されている。中でも、ジャストインタイム(JIT)などのような決められた時間に正確に輸送することが
、コストの削減と同様に強く求められており、今後、このような濃う度できめ細かい輸送サービスが
ますます広がっていくものと考えられ、こうした動向に対して物流合理化の一環として、広域分散
している配送センター集約などによる荷役の合理化や在庫の削減がロジスティクスという観点から
行われつつある。
このように道路交通条件に優れたICや幹線道路沿道へは、物流機能の合理化に合わせた
流通施設の需要が潜在的に存在するものと考えられ、幸田町に計画されている名豊道路ICの
うち、道路交通条件のよいところには流通業務機能立地の可能性があるものと考えられる。
このことを踏まえ、幸田町周辺における流通業務需要についての実態を把握するために、
調査を行った。その結果は以下のとおりである。
(1)関係者ヒアリング
名豊道路の開通に伴い幸田町にICが3ヶ所配置されることを前提に、その周辺の土地活用
(主として流通関係)について、国の機関、民間企業などの各関係機関にヒアリング調査を
実施した。その結果の概要をとりまとめると、以下のとおりである。
ア.ヒアリング対象について
ヒアリング調査においては、流通、地域振興という面から以下のような関係者を対象に実施した。
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