(2)各ICのアクセス条件
ア.物流拠点の一般的ポテンシャル
(ア)物流拠点の段階的構成
物流は空運、海運、陸運の各交通機関により行われており、その連携と各交通機関の合理化
により営まれている。道路交通においては、高速交通基盤の充実により、国土幹線としての役割を
担う道路や都市幹線としての役割を担う道路などのように段階的に機能構成されている。
このため、物流拠点(IC周辺など)についてもアクセスする道路の役割や規格などにより、それぞれ
段階的に構成されるものと考えられる。そこで、道路の段階的な構成を踏まえた上で、
物流機能の段階的な構成を行うとすれば、以下のように考えられる。
a.国際物流拠点
空運、海運、陸運の国際交通の要衝となる地域は、国内外の物流を担うものとして
国際物流拠点が考えられる。
b.国内物流拠点
国土幹線となる高速道路が集中する地域では、国土レベルの交通の要衝として
機能することから、また、国際物流と都市間物流の中間的な役割を担うことから国内物流拠点が
考えられる。
c.都市間物流拠点
国土幹線が走る沿線諸都市の物流拠点として、また、国内物流と都市内物流の中間的な
役割を担うものとして都市間物流拠点が考えられる。
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