ご挨拶

財団法人 日本相撲連盟会長 吉田清治

第35回全国教職員相撲選手権大会が、第52回国民体育大会のリハーサル大会として、ここ堺・大浜の地で開催されますことを心よりお慶び申し上げます。

昨今のように、少年時代からいそしむスポーツの選択肢が多く、国技相撲の普及・発展が困難な時代に、学童生徒を教育する立場の皆様が一堂に会して競技を実践されることは、まことに意義深く、感慨深いものがあります。

武士の時代の文武両道はさておいても、頭でっかち体力不足の学童生徒を、国際社会に通用する立派な社会人に育成して頂くために、礼を重んじ、心・技・体の錬成を志向する相撲は、正に格好の教材であろうと存じます。

本大会では、日頃鍛えた技と力を存分に発揮され、正々堂々、悔いなき戦いを挑んで頂きますとともに、自らが実践し、高い技量と精神を有してこそ、初めて人を導く存在になり得ることに思いを致され、今後一層の精神練磨と学童生徒の育成にご尽力下さいますようお願い申し上げます。

終わりに臨み、本大会の開催にご尽力賜りました大会役員ならびに関係者の皆様に深甚なる敬意を表し、併せて大会の成功を祈念してご挨拶とさせて頂きます。

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