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御挨拶

 

第45回全日本相撲選手権大会々長
(財)日本相撲連盟会長
吉田清治

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全国の相撲愛好者待望のもと、第45回全日本相撲選手権大会を迎えることになりましたことは、アマチュア相撲発展のために誠にご同慶の至りであります。
本大会は、昭和28年、初代安井誠一郎会長の発意により始まり、回を重ねるごとに着々とその実績を挙げ、多くの名勝負、名選手が生まれてきました。昭和41年には、天皇杯の御下賜の光栄に浴しましたが、これは本大会の優勝者に授与されるものであり、アマチュア相撲界の最高の栄誉に輝くものであります。
財団法人日本相撲連盟は、国技であります相撲を通して、青少年の健全な精神の育成と相撲の普及振興のため、諸活動に取り組んでおります。
本大会は、このような意味からも当連盟が主催する大会の中で最も意義深い大会であり、選手の皆さまは、この大会に参加する誇りと相撲人としての喜びを感じていただきたいと思います。
本大会に参加される選手の皆さまは、全国の社会人、学生相撲界から選ばれたアマチュア相撲界の頂点にある優秀な方々であります。天皇杯をはじめ内閣総理大臣杯・文部大臣杯・日本武道協議会杯・NHK杯の栄冠を目指し、アマチュア精神に則り、正々堂々と持てる「力」の全てを存分に発揮していただきたいと存じます。そして、アマチュア相撲界の歴史に栄誉ある一ぺ一ジを飾られんことを心から祈念いたします。
最後に臨み、本大会開催に対しご尽力いただきました関係各位に深甚の謝意と敬意の誠を捧げご挨拶といたします。

 

 

 

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