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3.交通体系

 

 熊本県の地域特性として、近畿圏及び首都圏から約500〜1,000?離れていること、地理的に見ると九州の中心に位置していることがあげられる。このため、近畿・首都圏、九州内主要都市と熊本県を結ぶ高速交通手段(航空、高速道路、JR)の重要性は非常に高いと言える。
 熊本県と県外の旅客流動状況を交通手段別に見ると、近畿・首都圏では定期航空路が就航しているためか、航空機のシェアは高い。
 九州内主要都市との間では道路交通網への依存度が高く、交通量としては高速道路2時間圏内にある福岡県との流動が大きく、時間距離の長い長崎との流動は少ない。
 県内交通網はバス、タクシー、私鉄、JRなどで結ばれており、近年はバス輸送の伸び悩み、市電の(その定時制などから)利用者増がみられる。

 

表1-3-1 輸送機関別熊本県発着旅客輸送人員数(単位:千人)

JR

航空機

民鉄

自動車

旅客船

全機関

東 京

127.4

1,241.2

1,368.6

愛 知

63.5

142.8

21.6

227.9

大 阪

161.6

796.8

26.2

984.6

福 岡

4,317.8

48,331.7

52,649.5

佐 賀

172.0

2,032.7

2,204.8

長 崎

83.0

813.2

374.6

1,270.8

熊 本

1709

13,525.0

788,993.4

524.8

820,552.3

大 分

18

7,757.0

7,938.6

宮 崎

57.2

4,689.5

4,746.7

鹿児島

635.4

2,818.3

16.2

3,469.9

沖 縄

92.5

82.5

資料:運輸省「旅客地域流動調査(平成6年度)」

 

 

 

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