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笹川洋平日本財団理事長が執筆

「知恵ある者は知恵で躓く 泥をかぶってこそ-息龍庵語録」

 

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息龍庵とは、戦後の日本で「最後の怪物」とも称された、日本船舶振興会(日本財団)会長で、日本海事広報協会の顧問でもあった故笹川良一氏のこと。同氏が平成七年七月十七日に逝ってから一年以上を経たが、本書は同氏の子息である笹川陽平日本財団理事長が執筆したものである。
本書の「はじめに」のなかで、笹川陽平氏は「没後一年を機に、子から見た父の素顔を描いてみたいと、非力を顧みず拙文を承知で筆をとりました。常に人びとの幸福を考え、国の行く末に思いをいたし、世界の平和を希求してやまなかった父の本当の姿を、いくらかでもご理解いただければ、これに過ぎる幸せはありません」としている。
本書は第一賞日本人とは何か、第二章人生とは何か、第三章誰よりも祖国を愛す、第四章「明治の男」の気骨、第五章考える前に、まず行動せよ、第六章いつでも、どこでも真剣勝負−からなっており、それぞれについて故・笹川良一氏が遺した言葉が飾らない文章で綴られている。(クレスト社・一六〇〇円)

 

「海洋文学大賞」作品募集
(財)日本海事広報協会では、国民の祝日「海の日」制定を記念して海や船などをテーマにした海洋文学作品(小説、ノンフィクション、童話の3部門)を募ります。

 

【1】募集要項
〇小説部門
作品の種類 文芸、冒険、歴史、スポーツ、SF、ユーモアなど自由1。
作品の長さ 400字詰め原稿用紙50枚〜100枚。(原稿用紙2枚程度のあらすじを添付)・ワープロ原稿も可。
○ノンフィクション部門
作品の種類 冒険、博物誌、観察記、歴史発掘、ドキュメントなど幅広い視点で、深く掘り下げた作品。
作品の長さ 400字詰め原稿用紙50枚〜100枚。(原稿用紙2枚程度のあらすじを添付)・ワープロ原稿も可。
〇童話部門
作品の種類 幼児から小学校低学年の児童に読ませたい夢のある物語。
作品の長さ 400字詰め原稿用紙15枚〜20枚。
【2】応募要領
募集作品 日本語で書いた自作未発表のもの。縦書き。
応募締め切り 平成9年3月31日
応募方法 作品には表紙を付け、題名、郵便番号、住所、氏名(ペンネーム使用の時は本名を必ず記入)、年令、性別、職業(学校名・学年)、電話番号を明記のうえ、下記あてに送付(問い合わせ先も同じ)
〒104 東京都中央区新川1-23-17マリンビル7階
(財)日本海事広報協会内「海洋文学大賞」係
Tel.03−3552−5033 Fax.03-3553-4267
諸権利 受賞作品の著作権・出版権(映画化権を含む)およびその他の利用権、これから派生する全ての権利は主催者に帰属する。なお、当該権利料は賞金に含まれる。
その他 受賞作品の他の文学賞への応募は認めない。応募原稿は返却しない。
【3】賞金 各部門ごとに、入選者には、それぞれ次の賞金と記念品を贈呈する。
大賞200万円(1作)、優秀賞50万円(2作)、次点10万円(2作)
【4】選考 曽野綾子、阿川弘之、石原慎太郎の各氏ほか

 

本事業は日本財団からの補助金により実施されるものです。

 

 

 

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