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みなと 今・未来

姫路港

 

姫路港は、万葉の昔から内海航路の要港として栄えた飾磨、新日鉄の専用港として整備された広畑、播州平野の産米、木材、醤油等の積出し港として栄えた網干の旧3港を包含する特定重要港湾である。
港湾区域(東→西)は白浜、東部工業港、飾磨、広畑、網干、西部工業港の6港区で東西18?、面積約5,270haである。
各港区の特色は、白浜はマリンリゾート空間、東部工業港は製油所や火力発電所の立地するエネルギー空間、飾磨は公共貨物、旅客を取扱う同港の中心的な港区、広畑は人型鉱石専用船が入港する新日鉄の専用港、網干は背後に立地する鉄鋼関連企業の版材料、製品を取扱う公共埠頭や化学、石油製品等の専用桟橋、西部工業港は木林港といったところである。
港流管者の兵庫県では、飾磨港区(中島地区の約50ha)をコンテナ貨物も取扱える内・外貿バースとして整備し、今秋にも一部供用を開始し、平成10年度に完成させる。これにより、最大3方(コンテナ船2万)重量トン級の船舶が着岸可能となる。また、広畑港(広畑地区の約15ha)を船舶の大型化に対応した、多目的国際ターミナルとして整備し、平成12年度に1バース(−14m)を完成、同17年度に全面完成させる。これにより、最大5万(コンテナ船4万)重量トン級の船舶が着岸可能となる。
さらに、同港では地域経済の発展と国際交流の拡大のため、FAZ(輸入促進地域)の承認を取得することを目指している。FAZが認められれば、五大港を経由せずに「海外」と「地方」の間でコンテナ貨物をダイレクトに輸送でき、メリットは大きしという。

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