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「船の科学館」に新パビリオン誕生

青函連絡船「羊蹄丸?」

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旧国鉄の青函連絡船「羊蹄丸?」がフローティング・パビリオンとして生まれ変わり、3月23日から東京都品川区の「船の科学館」で一般公開されている。
「羊蹄丸?」は、昭和39年から41年にかけて新造された「津軽丸?」型6隻(のちに1隻追加)の1隻で、全長132メートル、8,311総トン。車両48両と旅客1,200人を乗せ、それまでより40分短い3時間50分で青森、函館両港を結んだ。
安全第一の立場から船体構造や救命・消防設備に格別の対策がとられ、エンジンはディーゼルながら静かな乗り心地で、広範囲に自動化、リモコン化が取り入れられた。
また、現役引退後の平成4年、イタリアのジェノバで開
催された「国際船と海の博覧会」に日本政府出展のフローティング・パビリオンとして派遣されたこともある。
生まれ変わった「羊蹄?」の見ものは、昭和30年代の青森駅前の“朝市”や“駅待合室”“出航する青函連絡船”などの心象風景を構成した「青函ワールド」、ジェノバで人気を呼んだホロビジョン映像「マジカルビション・シアター」、人と海と船の関わりをファンタジックに構成した「シー&シップ・ワールド」、往時を再現した「ブリッジ」と「エンジンルーム」など。
問い合わせ先…(電話)03−5500−1111 船の科学館・業務課・営業課

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