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海の作文

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◆「こがね丸」洋上クルージングに参加して
この洋上クルージングを主催してくださった方々、イベント等にご協力された方々、本当にありがとうございました。おかげでとてもすばらしい、心に残る思い出になりました。
特に、ブリッジの見学がとてもためになりました。普段、一般の人達の入れない所を見学させてくださって本当にありがとうございました。双眼鏡やたくさんのレーダー、いろいろな機械などとてもすばらしい物ばかりでした。何かの日記みたいなのは、全部、英語で書いてあったので、とてもびっくりしました。ブリッジからの海は、とても見晴らしがよくてすごかったです。
次に心に残ったことは、手旗信号や救命胴衣の使い方を教えてもらったことです。手旗信号は1〜14までの数字をできると聞いてとてもびっくりしました。赤と白の旗だけでどうやってやるかがとてもすごかったです。それに文字までできるとは思ってもみませんでした。たくさんの文字を覚えているので、頭がいいと思いました。「フネ」という文字などをやってみせてくださってどうもありがとうございました。救命胴衣の使い方は、昔は、もっと難しいと聞いた時は、おどろきました。今の物でも見ていて難しいのにと思いながら頭の中で考えていました。昔の物は、あごひもなどがついていて、きつくしばらなくてはいけないので、難しいと思いました。
一日クイズは、けっこう難しかったので、ほとんど予想でした。たくさん問題を考えてくださって本当にありがとうございました。
ビンゴゲームでは、たくさんの景品を用意してくださってありがとうございました。とても楽しかったです。
このイベントを開いてくださった方々に感謝します。暑い中、本当にありがとうございました。では、さようなら。

 

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◆洋上クルージングに参加して
私は、このクルージングに参加して、勉強になったことがいくつかあります。
まず、船が一度海に出ると、見わたすかぎり広い海がどこまでも続いているのに、どうして目的地まで、迷わず行けるのかと疑問に思ったことからはじまりました。海も道路のように、左右が分かれていたり、たくさんの機械やコンピュータのような物を使っていることが勉強になりました。
次に、手旗信号のやり方、救命胴衣の使い方などです。平旗信号は、今は使われていないそうです。無線などと言う良い機械がなかったころは、たいへんだったのだろうなあと感じました。救命胴衣の使い方は、ふだん私たちはみなれてないので、特に勉強になりました。もし、海上での事故や船のトラブルがあっても、船に乗っている乗客の人たちが安全なように、工夫されているんだなあとおどろきました。私は、実際にさわったり、やってみたりすることができなくて、残念だったけれど、救命胴衣の手順ぐらいは、頭のどこかに入れておきたいなと思いました。
これからも、救命胴衣が使われることのない安全な船であってほしいです。

 

(財)日本海事広報協会では、日本財団、日本海事財団の補助金を得て、青少年に海洋環境への理解と関心を深めてもらうため、全国十二ヵ所の地方海事広報協会で、青少年を対象にした海洋環境教室を行っている。
海洋関係施設の見学や乗船見学会を通じた海洋環境学習がその内容で、この作文は乗船見学会に参加した小学生のものです。

 

 

 

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