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第4−7−2図 自然公園の面積

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(3)我が国の自然環境
平地自然地域、里地自然地域には、多くの人々が住み、農業等の産業を通じた関わり、市街化による自然の減少と言った点を含めて人々と自然との深い関係がある。また、同地域の自然環境は今後、人々が自然と接する身近な場としてますますその重要性が高まってくると考えられる。これらの点に着目して、我が国の平地、里地の自然環境の状況について見てみることとしたい。
(「平成7年版環境白書」)
1 平地、里地の自然の特徴と状況
(1)平地、里地の自然の特徴
環境基本計画においては、我が国の国土空間を自然的社会的特性に応じて山地自然地域、里地自然地域、平地自然地域・沿岸海域の4つに類型化している(第3−2−1表)。同計画では、このうち、里地自然地域を「人口密度が比較的低く、森林率がそれほど高くない地域」、平地自然地域を「人口密度が高く、農耕地等も多く存在し、市街地等の大部分が存在する地域」としてとらえている。
里地自然地域には、全国の農耕地の55%、二次林の50%が存在するなど二次的自然が地域に占める割合が高くなっている。同地域はこれまで、農林水産業等様々な人間の働きかけを通じて環境が形成され、また、野生生物と人間が様々な関わりを持っていた地域で、我々のふるさとの原型として想起されることも多い。山地自然地域ほどではないが、高齢化、人口の減少が進んでおり、地域の活性化が求められている地域でもある。
平地自然地域の特性は高密度な人間活動が行われていることである。社会経済活動の進展に伴い、生活排水等による都市内中小河川をはじめとした水質汚濁や自動車排出ガス等による大気汚染といった都市・生活型の公害の発現を見るなど、日常生活による環境への負荷が集中して起きている地域でもあり、そこに残された緑は、都市気候の緩和、粉塵吸着などの大気浄化、騒音緩和等の諸機能を果たしているほか、身近な生き物とともに我々の生活に潤いを与えてくれる貴重な存在でもある。
平地及び里地自然地域には我が国の人口の99%が生活しており、これらの地域の自然は人間活動との日常的な関わりがより深いものである。

 

 

 

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