政策を形成し、進むべき方向を定め、新たな制度を立案し構築していくようにしなければならない。 (2)政策形成能力の構成要素 政策形成能力は、主として次のような能力の総合力として発揮されるものである。
1)仕事に関する知識・技術 担当業務に必要とされる専門的知識・技術など業務遂行の基本的能力、業務管理能力、専門能力、関連する分野についての広い知見 等 2)対人能力 調整能力、対外的折衝能力、説得能力、部下の把握・育成能力 等 3)課題発見・解決能力、制度立案能力 情報収集・分析能力など住民ニーズを的確に把握して課題を設定する能力、とりまとめ能力、解決策を立案する能力、新たな制度を設計・立案する能力、法務能力(法的センス、法的実務能力)、時代の方向をつかむセンス、旺盛な好奇心 等 (3)政策形成能力の基盤として必要となる知識、技術とその育成方法 既に述べたように、政策形成能力は様々な能力が合わさって総合的に発揮される力である。したがって、政策形成能力を育成していくに当たっては、政策形成能力を構成する基礎的な知識や技術を身につけさせるとともに、それらを活用しながら課題・問題を発見し、解決策を立案し、実施していくといった総合的な力を育てるようにしていかなければならない。
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