?. 本年度の実施内容

1. 両国研究者の構成

〈フィリピン側〉

主任： Dr. Benefico Ducusin

Director ?

Schistosomiasis Control Service

Department of Health

研究者： Dr. Lydia E. Bugawan

Medical 0fficer ?

Oriental Mindoro Schistosomiasis Control Team

Dr. Apolinario D. Redulla

Medical Officer ?

Bohol Schistosomiasis Control Team

〈日本側〉

主任： 安羅岡一男 濁協医科大学客員教授・筑波大学名誉教授

研究者： 松田肇 濁協医科大学教授

二瓶直子 国立予防衛生研究所客員研究員

協力専門家：千種雄一 濁協医科大学助教授

2. 実施内容

松田肇は1996年7月21日から8月25日までオリエンタルミンドロとボホールの住血吸虫症対策に従事し、また二瓶直子は7月21日から8月3日までオリエンタルミンドロの住血吸虫症対策に従事した。また協力専門家として、学術振興会の「東南アジア諸国学術交流事業の拠点大学方式による派遣」で千種雄一が参加し、7月16日から8月13日までオリエンタルミンドロにおいて主として日本住血吸虫症の超音波検査を行った。これら3専門家はオリエンタルミンドロにおいて（1）ビクトリアSan NarcisoとナウファンSan Pedroの両集落の家屋のスケッチマップの作成と各家に居住する住民の姓名、年齢、性の登録、（2）年間罹患率推定のべースラインを知るための低学年学童からの採血、（3）超音波検査と寄生虫学的・免疫血清学的研究、（4）貝コロニー地理的位置の確定、（5）22コロニーにおける見学調査、および（6）保出動物宿主の感染状況につき、SCTと協力して調査研究を行った。

安羅岡一男は8月4日から10日の1週間、クリーンメディア社の製作担当者とカメラマンを帯同し、オリエンタルミンドロとボホールの流行地で科学ビデオ映画“Snail Fever Now

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