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パルト三国に関わるプロジェクト

 

1.EU−PHAREプログラム

 

 EU(European Union)−PHARE(Poland and Hungary Aid for Reconstruction of Economies)は、そもそもポーランドとハンガリーの経済復興、社会インフラ整備のための技術的、資金的支援を実施するために策定されたEU主導のプログラムであったが、現在は支援対象国をバルト三国を含め東欧11ヶ国に拡大されている。本部はベルギーのブリュセルに在る。
 リトアニアにおいては、運輸省をはじめ農業、経済、教育等の各セクターに同プログラムを管轄するユニットが在り、外務省管轄下のユニットが全てのユニットを統轄しており、PHAREより各々のユニットに数名の専門家が派遣され業務を支援している。同国の運輸分野については、運輪省内に、“Project Management Unit(MPU)”が1994年11月に発足し、現在、本調査において面談したSakalys次官をトップに計8名のスタッフにより構成され、運輸政策施行の支援、承認された事業の監理・運営、実施された事業のフォロ一アップ、同プログラムにおけるEUへの融資申請、事業の監理・運営・評価に関する教育システムの確立、ローカルスタッフヘの技術移転を行っている。

 

 

 

 

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