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2−3 港 湾

 

 同国の主要港は、ムーガ港、タリン旅客港、パルディスキ港、コブリ港である(図2−3−1)。ソビエト時代は、モスクワの、商業海事省が港湾を管轄していたが、同国の独立に伴い、1992年、“the State Enterprise Port of Tallinn(SEPT)”が設立され、前述4港を図2−3−2のとおり管轄するようになり、1993年、港湾の財産も同国営企業体に移管された。
 しかし、現在、港湾の運営方式については、バルト海沿岸の港湾と競争し、取扱高を伸ばしていくには、輸送システムの合理化・効率化がキーファクターであり、そのためにオペレーション部門の民営化計画が准し進められている。
 SEPTが管轄する港のうち、パルディスキ港のみが不凍港で、他の3港は、冬季に砕氷船を必要とする。

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