モーターバイクの後部に相乗りさせ、目的地まで有料で運転している。このようなモーターバイクはモトドップと呼ばれ、市民の間ではタクシーの代用として広く利用されている。
モトドップの運賃は運転手との話し合いで決められるが、数km程度なら500〜1,000 riels程度である。
(3)人力車(シクロ)
人力車も基本的にはモーターバイク・タクシーと同じ種類の乗り物である。シクロと呼ばれ庶民の足として広く利用されているが、人の力によるため速度が極端に遅く、他の車輌の走行を阻害している。
以前、ジャカルタでもこの人力車が交通流動を阻害しているという理由で、市内の乗り入れを禁止された経緯があり、いずれプノンペン市内でも同様な措置が施行されると思われる。
(4)City Cab(タクシー)
シンガポールの大手バス・タクシー会社はプノンペン市内でCity Cab(タクシー)の営業運転を計画しており、現在官公庁に営業許可を申請しているところである。近い内に50台のタクシーが市内で運行開始される予定である。