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 運行に利用している車輌は、陸運公社は25人乗り以上のバスを利用しているが、YDBCCは運行車輌の約43%が小人数乗りのPick Upとなっている。

 陸運公社の運行率は約46%(423台)、保有車輌が古いこと、修理部品の調達がままにならないこと等により残りの約500台は稼動していない。

 YDBCCの運行率は約75%と良い。民間企業は運行率が悪いと経営が成り立たないこと、また、老朽化、あるいは事故等で稼動不能の車輌は廃車扱いすること等によるものと判断される。
 YDBCCも車輌の老朽化は同様であり、第二次世界大戦時より使用している車輌も多く、その他の車輌についても日本、フランス、イスラエル、韓国等より中古車を輸入したものである。最近、車齢7年以上(1989年以前モデル)のバスは輸入禁止の措置がとられたため、中古車の入手が財務的に困難になりつつある。

 

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