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あることを確認する。

(1)1次、2次の電圧及び電流。

(2)変圧器の外枠、吸排気口、端子部の温度。

(3)異常磁気音の発生の有無。(鉄心の締付部などに注意する。)

14.3.5電動機及び制御装置

-1.電動機の実負荷試験
各電動機及びそれぞれの制御装置を実負荷にて適当な時間運転し、電圧、電流、回転数等を計測するとともに、運転状態(振動、騒音、温度上昇など)が正常であることを確認する。

-2.制御装置の動作確認試験
前記の実負荷試験時に制御装置の動作に異常のないことを確認するとともに、次の試験を行う。

(a)遠隔発停試験機側あるいは制御室から始動・停止試験を行い正常であることを確認する。

(b)自動発停試験液面又は圧力などの高・低により自動発停する装置は、検出器の設定値どおりに動作することを確認する。

(c)自動切換試験二重装備の電動ポンプのうち1台を運転し、1台を待機の状態として、運転中のものを無電圧又はポンプ吐出圧力を低下させた場合、待機電動ポンプが自動的に始動することを確認する。

(d)電動機非常停止試験船舶設備規程に規定されている燃料油ポンプ及び通風装置用の電動機の非常停止スイッチを操作し、確実に動作することを確認する。救命艇の昇降付近に排水口を持つポンプ用電動機の非常停止についても同様に確認する。

(e)操舵装置、揚貨装置、揚艇装置、エレベータなどの電動機は、それぞれの試験方案による負荷で試験を行い、正常であることを確認する。

 

 

 

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