(5)作業に当たっては、二人で行った方が簡単でやりやすく、丁寧な作業ができ、しかも時間が大幅に節約できる。
(6)光ファイバゴードの端末処理を行うときの一時的な許容曲げ半径は、全プラスチックファイバの場合は10mm以上とする。
(7)光ファイバケーブルを切断したときの端末は、防水及び防湿のためにPVCキャップやPVCテープなどで処理し、結線時まで外さないように注意する。
-2.ケーブルの固定
(1)ケーブルは接続を行う箱の入口部分で完全に固定し、ケーブルの重さや曲げ応力によるテンションがファイバゴードにかからないようにする。
(2)あじろがい装とシースは、接続を行う箱の入口の固定位置から先をはぎ取り、コードとテンションメンバだけを露出させる。
(3)あじろがい装のないケーブルの場合は、テンションメンバを必ず固定する。固定する位置は、ケーブルの進入方向と同一の直線上とする。
(4)ファイバゴードは、端末処理後の会長をループにして、接続を行う箱の中に固定する。このとき、コードが振動したりテンションがコネクタや接続部分などにかかることのないように、固定されていることを確かめる。ループの直径は60mm以上のできるだけ大きいループとするのがよい。また、ファイバゴードを固定するため専用のクランプやバインド材料が販売されているので、これを利用するとよい。
13.2.2 コネクタの接続
光コネクタには多くの種類があり、メーカーやタイプによって接続要領や使用工具、材料に違いがある。
ここではコネクタ接続工事の実際として、全プラスチックマルチモード光ファイバの例を紹介する。
(1)使用工具及び材料