(a) 1万トンの貨物船の場合(例1)
陽極の配置は、陽極個数算出式より求められた数量の40〜50%を船尾周囲に取付け、残りの60〜50%を船体部に分散して取付ける。船体部の船首及び船尾に陽極を取付ける場合は、流水方向と同一の角度になるように図812のように配置することが望ましい。またスタンフレームの周囲は、陽極の出っ張りにより乱流を生じ、プロペラ先端の腐食を促進させるおそれがあるため、図8.3に示すようにNO ANODE ZONE(British Standard“Cathodic Protection CP1021”Aug.1973参照)を設けている。
(b) 120トンの漁船の場合(例2)
漁船の場合の陽極配置を図8,4に示す。