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4.2.2 ケーブルの切断

 ケーブルは、ドラムに巻かれて納入されるので、これを現場実測により、又はケーブル切断表に従って、所要の長さに切断する。

 細いケーブルは電工ナイフを、太いケーブルは油圧カッターなどを用いて切断する。切断したケーブルには、ケーブルの整理や仕分け作業を容易にするとともに、ケーブル布設作業を能率よく行うために、回路符号、ケーブルの種類(略号を一般に用いる)、積込み甲板名(又は色別で標示する。)などを明記したラベルを、図4.2に示すように取付ける。切断端には、ケーブルの絶縁劣化防止と安全性を考慮して、ビニルテープなどで封じておく。

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 機関室から居住区へ連続して布設されるような長尺ケーブルの場合、機関室必要長さと居住区必要長さとを区別するため、例えば赤テープなどで基準点マークを付けておくと、ケーブル布設時に便利である。

4.2.3 ケーブルの仕分け及び積込み

 切断したケーブルは、船内に積込む前に、決められた場所に手際よく積込めるように、表4.2及び図4.3で示すような積込み甲板の色別に仕分けておく。また、ケーブルの仕分け及び積込み作業のときには、下記事項に注意する。

 

 

 

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